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カムイルミナの世界へようこそ!(後編)

2023.07.21

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前回に引き続き、北海道の東側に位置する阿寒摩周国立公園の中にある阿寒湖畔から、現在開催中のナイトウォークアトラクション『カムイルミナ』の世界を体験してみた様子をお届けします!

カムイの世界で待っていたのは・・・?

カムイの世界にたどり着くと、待っていたのは人間界に魚を授けるカムイと鹿を授けるカムイ。命をいただいた動物に対して「送り」という祈りの儀式を怠ってしまった人間たちに怒り、人間界へ動物を授けることをやめたのだといいます。 この行いを改めなければ飢餓は続くことになってしまいます。この警告を持ち帰り、周りの人々に伝えるよう、カムイは言います。

カムイの警告を心に、カムイの世界を離れるとその先ではフクロウが待っていました。 動物たちをこの世界にもう一度呼び戻すため、心をこめてリズムを刻みます。道中で手に入れた2つのリズムのうち、どちらになるかはお楽しみ。夢中になってそれぞれのリズムを刻んでいるとふと・・・カケスがいない!?どこにいってしまったのでしょうか?

リズムを刻んで想いが届いたのか、ついに動物たちが森に帰ってきて、豊かな自然が戻ってきました。するとようやく姿を現したカケス。その姿はリズムが取れずに自信なさそうにしていた初めの頃と違って、使者としての役割を全うした者の落ち着きと自信のついた姿です。この一件を通してカケスは忍耐強く、責任感のある者の象徴として、人間からも神々からも親しまれるようになったそうです。 鹿や魚といった動物たちが森に帰っていく中、最後に歩みを止めた動物がいたのが気になりますね。

『カムイルミナ』のここが良かった!

◎アイヌの価値観に触れるきっかけ:最近でこそアイヌ文化に対する認知も上がってきているものの、実際にアイヌの人々が暮らす町で、その地に伝わるお話をこのような形で体験できる機会はなかなかない。カムイルミナを体験したら、実際にアイヌのひとびとが暮らしを営む阿寒湖畔での人との出会いも楽しんでみてはいかがでしょうか? ◎自然とアートの融合:阿寒摩周国立公園の夜の森を歩く特別感と、美しいデジタルアートによってその世界に引き込まれるような没入感を味わえる。 ◎五感で楽しむ:実際の森を歩いているので、天気の良い日には森の合間から満天の星空が見えることも!風の音や、木々のざわめく音、カムイの世界に近づくにつれて変化する匂いなど、五感を使って楽しむことができました。日中の森も歩いてその正体を確認してみてくださいね!

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