何もしない、ぼーっとする時間を
(#1 オンネトー編)

カムイルミナが行われる阿寒湖畔は、手付かずの雄大な自然を有するエリア。阿寒湖温泉街の方では日々観光客が訪れて賑わっておりますが、少し中心部から離れるとすぐその美しい大自然に触れることができます。

騒音や人混みのない大自然の中でゆっくり散策したり、空気を味わったり、景色を眺めたりすることがこの場所ならではの「プレミアムタイム」ではないでしょうか。今週は、阿寒湖畔エリアを中心に静かな場所で何もしないで、ぼーっとする時間を過ごせるスポットをご紹介します。

▼ 年を老いた湖・オンネトーで静かな時間を過ごそう

阿寒湖から車で約20分走ると、もう1つの美しい湖が現れます。その名はオンネトー。オンネはアイヌ語で「年を老いた」、トーは「沼・湖」を意味します。この時期になると、紅葉の名所として知られています。また、地元の人にとっては電波のない湖としても有名です。

無風の日に訪れると、一面綺麗なリフレクション風景が楽しめます。秋になり、百名山の雌阿寒岳の麓に生息している針葉樹がきつね色に染まっていきます。

対岸の森を見ながら湖岸に立ち止まり、せせらぎや風に吹かれる木々や葉っぱの音を楽しむのも別格の体験。

オンネトーの奥の方に入るとキャンプ場があります。キャンプ場の湖畔サイドの方に行くと素晴らしい夕日の景色が見られる場所が！

10月末以降であれば、日没の時間がだいぶ早まります。早い期間になると、3時過ぎくらいに日が落ちることもありますので、森の中で夕日をゆっくり眺めたい方は時間に注意してくださいね！

大自然を五感で楽しめるのがひがし北海道、特に阿寒エリアならではのスタイル。特にオンネトーは壮大な景色に囲まれながら湖の静けさを楽しめるため、ついつい長く滞在してしまいます。

しかし、これからは日中の気温がだいぶ下がりますので、皆様もお越しになる際は防寒着、マフラー、ニット帽などの準備をおすすめします！

▼湖めぐりの後は、熱々の温泉に入ろう！

オンネトーにたどり着く前に、「野中温泉」という日帰り温泉も提供する宿泊施設があります。雌阿寒岳の麓にあるだけに、その泉質は火山に大きく影響されています。施設の周辺を通るだけで、硫黄の匂いが漂います。

内湯の造りから感じられる年季がとても独特でホッとします。温度が一般の温泉より高めに設定しているため、温泉マニアたちには大歓迎かもしれませんね！

内湯が熱すぎる！と思った方は、ぜひ露天風呂を楽しんでいただきたいです！変色した岩を見ると、雌阿寒岳の火山パワーがいかにこの温泉に影響しているのかが垣間見えます。

野中温泉のもう1つのシンボルはネコの肉球マークです！宿泊施設のオーナーさんが大のネコ好きで、野良猫数匹を引き取っています。皆様も訪れた際には、ネコたちが歓迎してくれるかもですよ！

今回は、阿寒湖の近くにある湖「オンネトー」でゆっくり景色を眺めたり、五感で大自然を感じることをご紹介しました！次回は、阿寒湖温泉街に戻り、寒い中でも足湯で癒すスポットをご紹介します！

▼施設情報
野中温泉
住所: 〒089-3964 北海道足寄郡足寄町茂足寄159
TEL: 0156-29-7321
日帰り温泉: 11:00-18:00 (大人: 500円、小学生: 200円)