アートのまち・何もしない、ぼーっとする時間を
(#2 ウレ・カリプ編)

カムイルミナが行われる阿寒湖畔は、手付かずの雄大な自然を有するエリア。阿寒湖温泉街の方では日々観光客が訪れて賑わっておりますが、少し中心部から離れるとすぐその美しい大自然に触れることができます。

騒音や人混みのない大自然の中でゆっくり散策したり、空気を味わったり、景色を眺めたりすることがこの場所ならではの「プレミアムタイム」ではないでしょうか。今週は、阿寒湖畔エリアを中心に静かな場所で何もしないで、ぼーっとする時間を過ごせるスポットをご紹介します。

▼町のど真ん中にある癒しスポット・「ウレ・カリㇷ゚」

秋冬に阿寒湖温泉を訪れると、朝方と夜は非常に冷え込みます。そして、「温泉」を旅行の楽しみにしている方も多いと思います！阿寒湖温泉エリアは、温泉施設を提供している宿がほとんどなのですが、実はまちなかで足湯や手湯を楽しめるスポットがいくつかあります！今回は最も新しく、場所の広い足湯「ウレ・カリㇷ゚」をご紹介します！

阿寒湖温泉街の東側の方に行くと、途中に屋根が三角な建物と長いベンチが設置してある足湯が目立ちます。ここが足湯「ウレ・かリㇷ゚」になります！非常に大きい建物のため、おそらく見落とすことはないと思います！

アイヌ語で「ウレ」は足、「かリㇷ゚」は輪という意味で、特別天然記念物の「阿寒湖のまりも」の形だけでなく、足湯に集まる人々の輪をイメージしており、世界中の人々が足湯に集まり、繋がりができていく場所になるような願いが込められています。実際、地元の方や観光客がこの場所で癒されながら、交流することも多いです！

タオルを忘れた！という方には、足湯のすぐ隣にタオルの自動販売機を用意しており、ぜひご購入くださいませ！
かわいいまりもが入ったデザインなので、とても人気の高い商品です！

ここでぼーっとしながら、外観や内観を鑑賞しながらアイヌ文化に触れることもできます。柱や建物の上部にアイヌ紋様が描かれています。

足湯の階段の近くにアイヌ民族の伝承に登場するコロポックルが展示されています。コロポックルはアイヌ語で「蕗の下の人」を意味しているようで、木彫りのまちとして有名な阿寒湖温泉エリアでは、たくさんのコロポックルが様々な民芸店で見られます！また、コロポックルは実在しない人物のため、木彫り職人さんの想像や表現によって見た目が全く変わりますので、温泉街をぶらぶらするときにぜひとも注目してくださいね！

夕方に、足湯の近くにある桟橋にいくと、とても綺麗な夕焼けの景色が満喫できます！観光船が乗り場に静かに止まり、ほとんど自然の音しかしないここの環境でぼーっとしながら日が沈んでいく様子を見るのもとても癒されます。

（※上記はイベント開催中の写真のため、現在ではプロジェクションマッピングは行っておりません。）
足湯「ウレ・かリㇷ゚」は、カムイルミナの開催場所の近くにあり、ご参加の前後にぜひ立ち寄ってみてくださいね！特に夜は、足湯がライトアップされて非常に写真映えしますので、ホテルにお戻りする前にはぜひ癒してくださいませ！

今回は、阿寒湖温泉街にある足湯「ウレ・かリㇷ゚」をご紹介しました！次回は、カムイルミナの開催場所である「ボッケ遊歩道」でのんびりするスポットをご紹介します！乞うご期待！