冬の森を歩く
#2野鳥をさがせ！

気温が氷点下になる朝晩も増えてきた阿寒湖畔では、少しずつ景色に冬が感じられる今日この頃。
静かで穏やかな日々が流れていきます。阿寒湖の西側にそびえたつ雌阿寒岳は、雪化粧を纏い、一足先に冬を迎えている様子。

そんな冬を目前に控えた今回はこちらの特設ページでも何度かご紹介している『ボッケ遊歩道』の森歩きをこの時期ならではの楽しみ方をご紹介。

▼夏の様子はこちら
URL：https://www.kamuylumina.jp/sp/enjoy/enjoy-1258/
五感を使って、自然の中で冬の変化を感じ取りながら歩く森をお楽しみください。

野鳥をさがせ！

エゾリス同様に、木々の合間に見つけることができる野鳥たち。阿寒の森には様々な野鳥がおり、身近なところではシジュウカラやゴジュウカラといったカラ類。
ネクタイをしているような模様に見えるのがシジュウカラで、スポーツサングラスをしているようにみえるちょっと青みがかったグレーが特徴的なゴジュウカラ。
木の幹を上下左右自由自在に動きまわるゴジュウカラの姿はついつい目で追ってしまいます。お尻の部分だけが茶色いことから「ケツグサレ」なんて呼ばれ方もするそう。

またからだの大きなものでいくと、キツツキ類が見つけやすく、ボッケ遊歩道ではオオアカゲラやクマゲラなどに出会うことがあるでしょう。

キツツキたちの食痕はいたるところに見つけられます。こんなに低いところにも。

キツツキ探しも耳を澄ませるところからはじめます。コンコンコンと木をつつく音(ドラミング)がしたり、「キョン」と短く鳴くや「コロコロコロコロ」と鳴く声がしたら近くにオオアカゲラやクマゲラがいるサイン。
ドラミングは時折工事現場のような音に聞こえることもあるので、「こんな場所で工事しているはずがない！」と思ったらあたりを見回してみてくださいね。