冬の森を歩く
#3湖岸沿いで見つける冬のサイン

気温が氷点下になる朝晩も増えてきた阿寒湖畔では、少しずつ景色に冬が感じられる今日この頃。
静かで穏やかな日々が流れていきます。阿寒湖の西側にそびえたつ雌阿寒岳は、雪化粧を纏い、一足先に冬を迎えている様子。

そんな冬を目前に控えた今回はこちらの特設ページでも何度かご紹介している『ボッケ遊歩道』の森歩きをこの時期ならではの楽しみ方をご紹介。

▼夏の様子はこちら
URL：https://www.kamuylumina.jp/sp/enjoy/enjoy-1258/
五感を使って、自然の中で冬の変化を感じ取りながら歩く森をお楽しみください。

湖岸沿いで見つける冬のサイン

ボッケ遊歩道は阿寒湖に面しており、舟乗り場の入り口から入ると湖畔沿いを歩く道からのスタートとなります。 湖岸沿いならではの水が打ち寄せる音に心癒されます。
また晴れた日に歩くと、森の合間から見える湖がキラキラと輝いて見える様子がまぶしくも美しいのです。
時間帯によって反射の具合も変わるので、ぜひお気に入りの散策時間を見つけてみてくださいね。

この時期ならではの湖岸の見どころはなんといっても「しぶき氷」です。少しずつ冷えてきた空気と水温により、湖岸の草木についた水滴が徐々に凍っていき、うちよせられた水をかぶって育っていくのです。
先日森を歩いた際には、なんとも芸術的なしぶき氷があちこちにできていました。

日の当たる場所だとどうしても日中とけてしまいやすいので、日陰になる場所を探してみると見つけられることが多いです。気温に左右されるので同じ形は２度と見られないので、一期一会の出会いをお楽しみくださいね。

こうしてどんどん水温が下がり始めると、湖の端から徐々に湖全体が凍っていきます。例年ですと１月には全面結氷を迎えている阿寒湖でしたが、今年はとくに暖かく、これからの湖の変化を町の人たちは気にかけています。ワカサギ釣りやスノーモービルなど、氷上の上での冬のアクティビティが待ち遠しいですね。